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BOSE ワイヤレスイヤホン新作 あなたにベストなのはどっち?
BOSEは2017年11月に完全ワイヤレスイヤホンのファーストモデルとして、「Sound Sport Free」を発売しました。
それから約3年が経ち、2020年10月15日にBOSEの新作完全ワイヤレスイヤホン「QuietComfort Earbuds」と「Sport Earbuds」の発売が決定しました。
両者はファーストモデルと比較すると、バッテリー持続時間の向上、ノイズキャンセリング機能、タッチコントロール、ハンズフリー通話、音質の向上はもちろん大幅なダウンサイジングを遂げて生まれ変わりました。
対応コーデックもSBCに加えAACにも対応しました。
メーカー価格はQuietComfort Earbudsが33,000円(税込)、Sport Earbudsが24,200円(税込)になっています。
両者の特徴を比較して、どちらが自分に合っているのか参考にしてみてください。
スペック比較
ノイズキャンセリング
QuietComfort Earbudsの特長はなんといってもノイズキャンセリングでしょう。
パッシブノイズキャンセリングでは、耳の形にシャストフィットするイヤーノズルで密閉することにより周囲の雑音を抑えます。
アクティブノイズキャンセリングでは、逆位相の信号を生成することで周辺のノイズをカット。
ノイズキャンセリングレベルはユーザーによって可変可能で、混雑した場所や電車内などでは周りの音が聞こえなくなるほどの設定も可能です。
また、フルトランスペアレンシーではイヤホンをつけていないかのような感覚で、周りの人と会話をすることもできます。
一方Sport Earbudsはノイズキャンセリング機能は搭載されていません。
スポーツシーンに向けて開発されており、ノイズキャンセリング機能が無い代わりにダウンサイジングと軽量化がされています。
ですが通話の際はこちらもマイクが搭載されているので、ビームフォーミングマイクアレイにより、自分の声とノイズを分離しクリアな通話が可能になっています。
サイズ
両者のサイズ感はノイズキャンセリング機能の有無に影響し、Sport Earbudsの方が軽く、小さくできています。
デザインを一から一新したSport Earbudsは、長時間装着していても耳が痛くならず、激しい運動をして外れる心配もありません。
よりエクササイズに集中できるように、アクティビティに対するユーザーのモチベーションを高めます。
イヤーチップは前作同様スモール、ミディアム、ラージの3種類が用意されています。
イヤーチップ自体は全てシリコンでできているため、耳に均一に圧力が分散され耳を痛めません。
イヤホン本体サイズ | QuietComfort Earbuds | Sport Earbuds |
---|---|---|
幅 (W) | 2.6cm | 2.6cm |
高さ (H) | 3.9cm | 1.87cm |
奥行 (D) | 2.7cm | 2.1cm |
重さ(g) | 各8.5g | 各6.75g |
バッテリー
やはり気になるのはバッテリー持続時間です。
通学、通勤、旅行、アクティビティなど快適に使用するには十分なバッテリー持続時間が必要です。
バッテリー持続時間は2機種それぞれ駆動時間が異なるので、チェックしてきましょう。
バッテリー持続時間 | QuietComfort Earbuds | Sport Earbuds |
---|---|---|
イヤホン持続時間 | 最大約6時間 | 最大約5時間 |
充電ケースによる充電回数 | 約2回分 | 約2回分 |
イヤホンの充電時間 | 約2時間 | 約2時間 |
充電ケース充電時間 | 約3時間 | 約3時間 |
クイック充電時間 | 15分の充電で約2時間再生可能 | 15分の充電で約2時間再生可能 |
充電方法 | USB-C/Qi規格ワイヤレス充電パッド | USB-C |
上記のように、イヤホン本体の持続時間以外は基本的にはスペックはかわりません。
充電ケースが約2回分フル充電可能なことから、QuietComfort Earbudsはイヤホン本体で約6時間、充電ケース2回分の約12時間を合わせると合計約18時間の再生が可能です。
Sport Earbudsはイヤホン本体が約5時間、充電ケース2回分の10時間を合わせて合計約15時間の持続時間になります。
こうして充電ケースの2回分を考慮すると、約3時間の差が生まれます。
恐らく通しで15時間や18時間音楽を聴く人はなかなか少ないと思いますが、充電ケースを充電し忘れた場合や、充電できない状況があった場合には、3時間の差は貴重かもしれませんね。
3時間とはいえ通勤通学の電車内の使用を1スパンと考えれば、結構余裕がもてる時間だと思います。
15分のクイック充電も非常に優秀で、例えばイヤホン本体が充電切れの場合、電車の乗り継ぎの間やトレーニングのインターバル中にクイック充電を済ませることで、電車内やトレーニング中の急な使用にも対応できます。
防滴仕様
防滴仕様は、どちらもIPX4に対応しています。
ノイズキャンセリングが搭載されてIPX4対応のQuietComfort Earbudsに対し、ノイズキャンセリング非搭載のSport Earbudsの防滴性能をアップグレードさせた方が、汗やスイム時を含めスポーツ向けイヤホンとして差別化できたような気がしました。
ですが、恐らく音質に影響が出てくることを考え、BOSE特有の高品質なサウンドを貫いた点は正しかったのではないでしょうか。
カラー展開
完全ワイヤレスイヤホンが主流になりつつある現在、イヤホンはもはやファッションアイテムの一部として通用する時代です。
デザインはもちろん、カラーバリエーションは所有欲や個性を輝かせる為に重要な項目となっています。
QuietComfort Earbuds
QuietComfort Earbudsはトリプルブラックとソープストーンの2色展開。
Sport Earbuds
Sport Earbudsはバルティックブルー、グレースホワイト、トリプルブラックの3色展開。
QuietComfort Earbudsはシンプルなブラックとホワイトで様々なシーンに合わせられます。
一方Sport Earbudsのバルティックブルーとグレースホワイトは特にスポーツ色が強く、スポーツウェアに多い蛍光色と相性が良いです。
あなたにベストなのはどっち?
QuietComfort Earbuds
簡単にスペックを比較してきました。
結論から言うとまさにそのままなのですが、QuietComfort Earbudsは電車内や人混みなどの雑音下での使用が多い人向け。
ノイズキャンセリング非搭載のイヤホンの場合、周りの雑音が気になる場合ボリュームを上げて対処していました。
しかし、ノイズキャンセリング搭載イヤホンはボリュームはそのままで、周りの雑音だけカットできるので本当に音楽に集中できますし、ボリュームを上げすぎて音漏れを心配する必要もありません。
音楽の世界に入り込んでいくことを体感できるでしょう。
Sport Earbuds
Sport Earbudsは、軽量でコンパクト且つどんなに走ってもジャンプしても外れない形状から、アクティビティ向けです。
日々のルーティンになっているランニング、身体造りの為の筋トレなど、Sport Earbudsは軽くて小さく付けていることすら忘れるくらいアクティビティに集中できることでしょう。
音楽にはリラックス効果や意欲を高める効果があり、運動中の音楽はあなたのやる気をより加速させます。
慎重に選ぼう
あなたが自分自身、どちらにしようか迷っている場合、それぞれのイヤホンを使っている自分の未来を想像してみよう。
自然とどちらが自分に合っているのかわかるはずです。
それでもまだ迷っている人は、レビューを見て判断するのも賢い選択肢です。
慎重に選んで、快適な音楽ライフを手に入れましょう。