【初心者向け】今話題のeスポーツとは?

【初心者向け】今話題のeスポーツとは?

eスポーツ、これを聞いて皆さんはどんなスポーツを想像しますか?
スポーツというくらいだから身体を激しく動かす競技であったり、何か道具を使った競技と想像するでしょう。
しかしここで言うスポーツとは主にコンピューターゲームを使用した競技であり、プロアスリートならぬプロゲーマーと称される超人達が活躍するフィールドです。
この記事では、eスポーツの世界や特徴を難しい用語を使わず初心者にわかりやすく説明していきます。

eスポーツって?

eスポーツとはエレクトロニック・スポーツの略称であり、コンピューターゲームを使用した競技である。
2000年代に突入してから現在に至るまで世界競技人口は爆発的に増加しており、日本国内でもその賞金額は1億円以上と、たかがゲームとはいえ聞き逃してはならない金額になっています。
eスポーツの専門学校も存在し、オリンピックの正式種目の採用も検討されているほどだ。
しかしオリンピックに採用されるにはゲームのゴア表現や権利など、パスしなければならない課題もいくつかあるので、それらをクリアする必要がありあます。
今やYouTubeやコンシューマー機から手軽にゲーム動画を世界に向けて配信できる環境が整っているため、eスポーツに対する需要は高まっていくことはもはや必然と言えるのではないでしょうか。
通信技術の進化やテクノロジーがより身近になっていく現在、今後さらに成長し続ける分野になるでしょう。

世界競技人口

バスケットボールの競技人口が約4億5千万人、サッカーが約2億5千万人に対し、eスポーツの競技人口は世界で1億人以上と言われています。
他のスポーツで例えるとテニスと並ぶ人口です。バスケットボールやサッカーと比較すると少ないように聞こえますが、ここ数年で爆発的に競技人口が1億人を超えたのは異例で、非常に多い部類と言えるのではないでしょうか。
その中でも、国により競技人口に大きく差があり、最も多い国でアメリカの1万人、続いて中国、韓国と並んでいます。
日本の競技人口は他国と比べるとまだまだ少なく200名程度で、その理由は多額の賞金に対する法律や、コンピューターゲームをスポーツとして捉えるのに抵抗を感じる人が多いからである。
他にも理由があるが、ゲーム機のハイスペック化や5Gの動画視聴が加速する過程で、興味を持つ人が増えることは十分に予想されます。

450バスケットボール
265サッカー
150クリケット
100eスポーツ
100テニス
35野球

参考 スポーツ競技人口(百万人)

eスポーツの楽しみ方

我々が普段テレビで野球やサッカーを観戦しているように、eスポーツも観戦するエンターテイメントです。
しかし、eスポーツは非常に盛り上がってきてはいるがまだまだ知名度は低く、eスポーツを題材としたエンタメ番組や大会そのものをテレビ放送するといったことはまだ少ないです。
基本的には『Twitch』『ニコニコ動画』『YouTube』 といった動画配信サービスを介して視聴することが一般的になっています。
スポーツ番組と同じように実況者や解説者はもちろん、一般視聴者のコメントも観覧できるので動画配信サービスを使ったオンラインならではの楽しみ方もあるようです。

ゲームのジャンル

陸上に『短距離』『長距離』『走高跳』『砲丸投』と様々な種目があるように、eスポーツにも種目があり一般的にゲームジャンルと言われています。
eスポーツの大会では複数のジャンルがありますが、その中でも代表的なジャンルをご紹介します。

FPS・TPS

一人称視点のFPS(ファーストパーソンビュー)や三人称視点のTPS(サードパーソンビュー)で行われる、いわゆるシューター系のゲーム。
大会だけではなく我々一般ゲーマーにも絶大な人気を誇るジャンルで、主な代表作は『コールオブシューティー』シリーズだ。
反射神経だけではなく、マップの構造から相手がどのような動きをとるかなど、位置取りや戦術も重要視されるジャンルです。

RTS

リアルタイムストラテジーの略称。その名の通りリアルタイムで時間が進む状況下で計略を行うゲームです。
見下ろし型の視点で、自軍を守ることや敵軍に攻め込むことが目的で、一瞬の判断力と思考力が欠かせません。
代表作は『スタークラフト』『ウォークラフト』『エイジオブエンパイア』シリーズです。

格闘

言わずと知れたジャンル、日本でも昔ながらゲームセンターに設置されているアーケードゲームを誰もが目にしたことがあるでしょう。対戦型格闘ゲームは、相手のヒットポイントを最後まで減らしたプレーヤーが勝者となります。この手のゲームになると必ずと言っていいほど耳にするのが「フレームレート」という単語だ。
フレームレートとは1秒間に表示される静止画の数のことで、その1秒以下の数フレームのタイミングを図って相手の動きを洞察し攻防するというものです。
代表作は『ストリートファイター』『バーチャファイター』『鉄拳』など。

スポーツ

現実に存在するスポーツを再現したゲーム。ルールなどはそのままなので、操作方法さえ理解すれば初心者でも違和感なくプレイできるゲームでしょう。
アメフト、サッカー、バスケットボールなど現実のスポーツと同様の戦術が重要です。
『FIFA』『ウイニングイレブン』『NFL』などがあります。

MOBA

マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナの略称。
多数のチーム同士が相手側の拠点を攻略し競い合うゲームです。こちらはRTSのサブジャンルで、ルールは似ていますがRTSとの違いは1人で複数のユニットを操作するRTSとは違い、MOBAでは1体のユニットを操作します。
そこに仲間と共闘するオンライン要素が絡んできます。
1人ではなく複数のプレーヤーと共闘するので、連携が重要なってくるでしょう。
特にこのジャンルはeスポーツの中でも最も人気のあるジャンルで、プレーヤー人口の多くはこのジャンルで占めています。

チェック!

上記で紹介した以外にも様々なジャンルがあります。
気になるジャンルがあればYoutubeやニコニコ動画などで一度見てみるのも良いでしょう。

eスポーツのプロを目指すには

ゲームが好きな人にとって、ゲームを職業として生計を立てるということは夢のようなことではないでしょうか。
しかしプロゲーマーの道のりはそう簡単ではなく、自身の技術力、努力、運、資金面など多くの課題が立ちはだかることでしょう。
さらにゲームでは反射神経が欠かせないものとなり、反射神経は20代前半を栄えに衰えて来ると言われています。
そう考えるとプロゲーマーの寿命というのはそう長くはないのかもしれません。
ですが反射神経を鍛えれば25歳、30歳と伸ばすことは可能です。
eスポーツの需要は今後高まっていくので、現役中に一生分を稼ぎ、引退後は解説者やイベント出演、ゲームメーカーなどのセカンドキャリアを築いていくのもいいでしょう。YouTuberという選択肢もありますね。
プロを目指すにはどんな方法があるのでしょうか。いくつかピックアップしたので見てみましょう。

eスポーツの専門学校に通う

eスポーツが盛り上がってきた中、専門学校も多く広がりを見せています。

東京デザインテクノロジーセンター専門学校

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東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校

画像クリックで公式サイトへ

OCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校

画像クリックで公式サイトへ

紹介したのは一例ですが、他にも名古屋、福岡、仙台、札幌にも専門学校があり、各ページへは上記リンク内からアクセスすることが可能です。
eスポーツタイトルに挑戦し戦略、戦術を習得します。
プロゲーマーだけではなく、大会を盛り上げるイベントスタッフやキャスター、マネージャーなどの仕事も選べます。

大会に出場する

オンラインを中心に大会を開催しているJCGでは、誰でも参加できるプラットフォームです。
まずはここから挑戦し、少しずつ実績を積み上げていくことが大事である。
自分自身を知ってもらい知名度を上げよう!

JCG

画像クリックで公式サイトへ

チームを作りスポンサーを獲得する

eスポーツ業界を発展させていくにはスポンサーの存在は欠かせません。
活動資金の獲得だけではなく、チームのブランド力や信頼性も関係してきます。
eスポーツの市場規模は今後大きく発展することが予想され、大企業もスポンサーとして参入してきています。

ライセンスを取得する

JeSU(Japan esports union)が定める公認プロライセンスは、eスポーツのプロ選手という職業を明確にします。
eスポーツのプロに認定されるために必須な条件ではありませんが、このプロライセンスを取得するとJeSUからいくつかの権利を受けます。

  • JeSU公認大会で日本代表として出場できる権利
  • JeSU公認大会でプロ選手として出場できる権利
  • JeSU公認大会でプロとして出場した場合、賞金報酬を獲得できる権利

このようにJeSUが関わった大会では、活動しやすい恩恵を受けることができます。
このプロライセンスを取得するには、JeSU公認の大会や非公認の大会の成績で判断され「プロライセンスを取得するにふさわしい」と判断された選手のみが、プロライセンス発行の勧誘をうけることになります。

JeSU公式サイト:https://jesu.or.jp


以上でeスポーツについての簡単な説明は終わりです。
eスポーツを知らなかった方、興味のある方、少しはeスポーツの世界を理解して頂けたしょうか。
今後、市場規模が大きく発展していくことが予想されています。
皆さんで発展を見届けましょう!

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